こんにちは。むーです。
今回は私も投資しているS&P500についての情報をまとめてみました。なお、私の投資戦略は以下の記事に記載してありますので、ご興味があればご覧ください。
この記事では、S&P500指数とは何かということに加え、私が投資する理由をご紹介します。
株価指数S&P500とは?
S&P500は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やNASDAQなどに上場している銘柄から選出された500銘柄で構成される株価指数です。
対象銘柄の時価総額はアメリカの株式市場の総額約8割を占めることから、市場動向の指標として広く活用されています。
日本株でいう「日経平均」や「TOPIX」のような株価指数です。
S&P500の構成銘柄
S&P500は、一定の時価総額や4期連続黒字、浮動株比率50%以上などの条件を満たす米国の優良企業で構成されており、構成銘柄は、年4回必要に応じて入れ替えが行われます。
構成比率は時価総額が大きいほど高くなり、上位は、GAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・マイクロソフト)やテスラなどが占めています。
【構成比率上位10銘柄(2022年3月31日時点)】
アップル | 情報技術 |
マイクロソフト | 情報技術 |
アマゾン・ドット・コム | 一般消費財 |
テスラ | 一般消費財 |
アルファベットC | 電気通信サービス |
アルファベットA | 電気通信サービス |
エヌビディア | 情報技術 |
バークシャー・ハサウェイ | 金融 |
メタプラットフォームズ | 情報技術 |
ユナイテッドヘルス・グループ | ヘルスケア |
S&P500へ投資する理由と注意点
私がS&P500へ投資する理由は大きく2つあります。
長期的に上昇を続けている
米国株は、過去リーマンショックやコロナショックなどの大幅下落局面もありましたが、過去から上昇を続けています。
これは、以下の記事で紹介したように、米国は移民によって人口増加傾向かつ経済成長を続けてきたからです。
人口増加国
日本と米国の2022年から2100年までの人口推計をグラフにしてみました。

2022年から日本の人口は減少を続ける一方で、米国は増加を続けていることがわかります。
GDP
日本と米国のGDPの推移は下図のようになっています。

日本は約30年にわたり横這いが続いていますが、米国は順調に成長を続けています。
人口も増え続けているため、米国の稼ぐ力は今後も拡大基調が続くと見込まれています。
米国株式市場の時価総額
「人口増加」と「GDPの継続的な成長」を基に、米国株式市場の時価総額の推移を見てみましょう。
下のチャートはS&P500指数のものです。

S&P500はアメリカ株式市場をほぼ反映しており、上述した経済成長に基づいた上昇を続けています。
S&P500に投資しておけばアメリカ株式全体への投資へと同等のパフォーマンスが期待できます。
なお、以下の記事で紹介したジェレミー・シーゲル氏の「株式投資の未来」によると、過去200年間の米国株式リターンは年率6.5~7%とのことです。

株価指数の上昇率においてはNASDAQ100の方が上回りますが、新興企業が中心ということもありリスク(変動幅)が大きくなります。リスクを抑えて長期的に運用したい場合には、S&P500が選択肢として有効でしょう。
分散投資が手軽に実現できる
分散投資は投資リスクを抑えるために欠かせない手法ですが、個別株で分散投資を実現するには銘柄選択や購入など大きな手間がかかります。
特に、米国企業についての情報収集は、身近な国内企業とは異なり簡単ではありません。
S&P500は様々な業種の優良企業500社以上を対象とした指数ですので、S&P500へ投資するだけで分散投資が実現します。

このシンプルさが、私がETFに投資する最大の理由です!
注意したいリスク要因
株価の下落リスク
S&P500は過去のチャートを見ると右肩上がりですが、もちろん将来もそうなると保証されているわけではありません。
実際に、リーマンショックやコロナショックなど短期的には大きな下落も起きていますし、何年も株価が下がり続けるような調整相場も過去にはありました。
為替リスク
日本からS&P500に投資する場合には、為替リスクも生じます。
ドル建てで購入した銘柄が値上がりしていたとしても、ドル円が購入時よりも大きく円高に振れていれば、マイナスとなる場合もあります。(逆もしかりですが。)
S&P500指数の値動きに加えて為替の影響も受けるため、資産の変動幅が大きくなるという事です。
S&P500へ投資する方法
S&P500へ投資する方法としては主に次の方法があります。
- 投資信託
- 国内ETF
- 海外ETF
その中で、私は以下の商品に投資しています。
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(2558)
私は上場投資信託(ETF)であるMAXIS米国株式(S&P500)上場投信(2558)に投資しています。
理由としては以下の通りです。
- 証券会社によっては買付手数料が無料
- 保有口数に応じて分配金が貰える
- 東証に上場しているので、市場が開いてる時間であればいつでも自由に売買できる
- 円ベースで取引できるので、ドル転の必要がない
- 信託報酬が安い(2022年8月6日現在、年率0.077%(税抜 年率0.07%))
- 貸株ができる(2022年8月6日現在の貸株金利は0.1%、SBI証券 参照)
- 二重課税調整制度の対象ETF(JPX HP 参照)
詳しくは、以下の記事をご参照ください!

東証上場のS&Pインデックス連動ETFの中では信託報酬が最安クラスですので、長期投資に好適です!
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