2021年8月28日(土)にSBI証券が資産の総額や損益だけでなく、配当金・分配金までまとめて確認できる資産管理ツール「My資産」を提供開始しました。
SBI証券をメインに資産運用しており、配当金を重視する私にとっては見逃せないサービスでしたので、実際にじっくり使ってみました。
My資産とは?
「My資産」は「資産残高」「実現損益」「資産推移」「配当/分配金」をチャートなどで可視化することで、保有資産の全体像を簡単に把握できるようにしたサービスです。円貨建保有資産(国内株式、投資信託、円貨建債券、預り金(円))だけでなく、外貨建保有資産(米国株式、米ドル建MMF、米ドル建債券、預り金(米ドル))についても、まとめて確認することができます。
SBI証券 HPより引用
SBI証券の「My資産」は、SBI証券で保有する資産についてのみ資産管理できるツールで、SBI証券のアカウントがあれば無料で使えます。
サービスの概要としては以下の通りです。
対象チャネル | PCサイト、スマートフォンサイト |
閲覧可能な項目 | 資産残高、実現損益、資産推移、配当/分配金 |
対象商品 | 円貨建保有資産:国内株式、投資信託、円貨建債券、預り金(円) 外貨建保有資産:米国株式、米ドル建MMF、米ドル建債券、預り金(米ドル) |
預り区分 | 特定、一般、NISA ※ジュニアNISAは、親権者の証券総合口座で表示されます。 |
集計対象期間 | 2021年8月1日(日)以降 ※2021年7月31日(土)以前の実現損益、資産推移、配当/分配金は、閲覧できません。 |
My資産の利用はPCサイト及びスマートフォンサイトからということで、iPhoneやAndroidのアプリという形では提供されないようです。
SBI証券で保有する資産の残高、損益、推移、配当/分配金がまとめて確認できるツールとのことですが、2021年8月1日以降のデータしか表示されません。それ以前のデータを遡って確認する事はできないのでご注意ください。
SBI証券公式サービスなので、外部にデータ提携する事無く自動で資産が管理できる点についてはセキュリティ面で非常に安心できるポイントですね。
My資産へアクセス
ここではスマートフォンでMy資産を使う前提でお話をします。
まずはSBI証券のスマートフォン用サイトへアクセスしてログインしましょう。すると、以下の画面が表示されると思います。
「My資産」をタップしましょう。
すると、「My資産」のトップ画面が表示されます。My資産の右にある下矢印をタップすると、
このようにメニューが表示されます。
メニューには「資産残高」「資産推移」「実現損益」「実現損益詳細」「配当金・分配金履歴」があり、それぞれの項目について確認できるようになっています。
実際の使用感
資産残高
資産残高の項目では、「資産構成比率」のグラフと、各アセットクラスの保有金額が表示されます。
下の図のように、構成比率のグラフをタップすると、それぞれの項目の「金額」「構成比」「前日比/率」「評価損益」が表示されます。
グラフの下には、保有資産が表示され、それぞれ「サマリー表示」か「詳細表示」かを選択できます。
資産推移
資産推移の項目では、指定した期間の保有資産の金額の推移がグラフで確認できます。
グラフの見方の説明が見当たりませんでしたが、下のグラデーションのかかったグラフが、「投資金額」、青い折れ線グラフが評価損益を加味した「資産残高」だと思われます。
きれいな右肩上がりになっていたら、モチベーションが上がりそうですね。
実現損益
実現損益の項目では、指定した期間の資産を売却した際の確定した損益のデータを表示できます。
私の環境では、8月度の売却実績がありませんのでデータが表示されませんでしたが、恐らく利益確定したり、損切りした場合にこちらで一覧表示できるのだと思います。
配当/分配金
私が一番期待している機能の「配当/分配金」についてはどうでしょうか。
指定した期間に得た「配当金」「分配金」について一覧表示できます。
試しに8月に得た配当金を表示してみましょう。
こんな感じで表示されます。シンプル。
私の環境では米国株式しか配当実績がありませんが、もちろん日本株やその他のアセットクラスから得られた配当・分配金もこちらに表示されます。
ちなみに、合計金額の下には「明細」として、どの銘柄からいくら配当を得られたかが確認できます。
一覧でパッと見れるのはうれしいですね。配当実績をまとめる際にも重宝しそうです。
今までSBI証券の米国株の配当実績を確認しようとすると非常に手間だったので、サクッと配当実績を見られるのは嬉しいです!
まとめ
SBI証券のホームページデザインはごちゃごちゃして見にくいと感じていましたので、このMy資産はシンプルでいいんじゃないでしょうか?SBI証券ユーザーは積極的に使ってみてはいかがでしょうか。
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