こんにちは。むーです。
5月末から取得していた2か月間の育休は本当にあっという間に終わりました。
2022年10月から「産後パパ育休(出生時育児休業)」も始まるので、育休を取得されるか悩んでおられるお父様方のご参考として、2か月間育休を取ってみた感想と、育休中のお金の話を書き連ねていきたいと思います。
育休を振り返る
育休を取る前
仕事の引継ぎ
分かってはいましたが、兎にも角にも抱えている仕事をチームメンバーに引き継ぐのが大変でした。
上司やチームには育休取得日の2か月前から育休取る旨を周知していましたが、実際に引き継ぎを開始したのは育休取得日の1週間前となり、かなりバタバタしました。
このようにバタバタ引き継いだので、本当はダメなのですが、ちょこちょこ育休中に電話対応やTeamsでのチャットのやり取りをしてしのぎました。
この辺りはもっと私からアプローチすべき点でした。反省。
育休取得は労働者の権利ですし、業務負荷の調整はお互い様だと思っているので、チームや上司に対して特に後ろめたさは感じませんでした。もちろん感謝はしてますよ!
妻みーの入院から出産日まで
出産予定日は5月23日でしたが、実際に生まれた日は5月31日で後ろ倒しになりました。
一応、5月23日から休める段取りにしていましたが、出産が延びる事を考慮して、5月26日~5月30日までは有給休暇を取得し、育休は5月31日から取りました。
ちなみに、出産日当日(5月31日)はコロナ感染予防のため、完全にリモート立会で、もーちゃんに初めて面会したのは6月4日の退院の日でした。
育休中
意外と忙しい
育休に入ってからは無限の時間があるぞ!とワクワクしたものですが、長女ちーちゃんの保育園の送迎や日々の買い物、赤ちゃんの世話や家事(特に料理)をしていると意外と時間がないことに気づきます。
特に、妻みーは産後数週間はまともに動けないので、1馬力で家事をやりくりしていた期間は中々の重労働でした。
よく「育休は休みじゃない」と言われますが、まさにその通りだという事を身をもって痛感したのでした。
また、自身が風邪を引いてしまう場面もあり、子供にうつさないよう気配りしながら自身のケアもしたり中々大変でした。健康って大事。
長女が家にいるときは特に気力・体力を消耗しました。長女と一緒に昼寝することで体力を回復しなければならない程でした。笑
世の親御さん達はすごい。
長女ちーちゃんのケア
長女からしたら次女のもーちゃんの誕生はショックな出来事だったはずです。
ドリームワークス・アニメーションのボス・ベイビーのように、急に親の愛情を奪い合うライバルが現れた訳ですからね。
出産から1か月位は夜泣きしたり退行も見られましたが、四六時中一緒に過ごすことで徐々に環境の変化に慣れたのか、元気に過ごせるようになったので一安心です。
幸い、ちーちゃんはもーちゃんの事を可愛がってくれていて、今では一緒に遊びたがっています。笑(一方的におもちゃにしている?)
平日に遊び放題!
当たり前ですが、平日もがっつり休みになりますので、3泊4日でグランピングに出かけたり、人気店へ平日ランチ、といった平日休みのメリットを享受しました。
基本的に出かけた先に人がいないので、自然とコロナ感染対策にもなっていました。
また、家族の時間をたっぷり取れたので、子ども達との距離もググっと近づいた実感があります。
平日に休めるって素敵!!
セミリタイアしたらこんな感じの生活になるのかな~という体験ができたことが大きいですね。
この体験を踏まえてFIRE計画をじっくり練っていきたいものです。
育休終了後
仕事復帰後の育児が不安
正直、育休が終わった後の家事と子ども達の世話を妻みーが全て背負わせるのは成り立たないと思っています。
その一方で、今後数年間は仕事の物量は残業しなければ到底こなせる物量ではありません。
落としどころとして、できるだけの家事をやりつつ、週に1日は定時で帰れるよう業務調整する事を考えています。
休日の有難さを実感
仕事に復帰したことで一番感じるのが休日の有難みです!!
育休中は無限に時間があるという錯覚に陥り、正直何もやる気が起きなかったのです。
家事や育児が大変だったといえば言い訳になりますが、本当はブログ書いたり体づくりしたり資格の勉強したりとか色々考えてたんですけどね。笑
このような事もあり、育休取得以前より休日の過ごし方を割と真剣に考えるようになりました。
今後、FIREしたとしても、同じことにならないようにメリハリが大事なのかもしれませんね。
所感
正直育児は大変でしたが、家族との絆が深まったことや子どもの成長の実感など、それ以上に得られたものが多いように感じます。
特に、新生児のもーちゃんは既に2か月で肉付きが良くなって別人のようになっていますからね。笑
笑ったり、掛け声に反応したりといった、子どものささやかな成長をリアルタイムで感じ取れたのは育休ならではですね。
親子ともに健やかでかけがえのない時間を過ごせました。
育休取って良かったな、と思います。
育休中のお金のやりくり
ここからはお金の話です。
育休中は、会社からの給与は全く出ませんでしたが、育休中に賞与の振り込みがあったので、やりくりに困ることはありませんでした。
育休中のお金に関するトピックとして、大きく以下の2つがあります。
- 育児休業給付金
- 給与や賞与の税金等の免除
詳しく見ていきましょう。
育児休業給付金
育児休業給付金は、2ヶ月分の金額をまとめて支給されます。育児休業給付金の申請は、支給対象期間が過ぎたあとに実施します。
そのため、初回支給はハローワークの審査、振込手続きが終わったあと、育児休業開始日から約3ヶ月後が目安です。
つまり、育休開始から2〜3ヶ月間は収入がない状態になるので、注意してください。(2回目以降の入金は、初回支給のタイミングから2ヶ月ごとのようです。)
給付金を受給するためには、以下の条件を全て満たす必要があります。
なお、育児休業給付金は、休業開始時の賃金に一定の割合を乗じて計算されます。
計算方法は以下の通りです。
支給通知書
8月3日に職場復帰し、早々に必要資料準備して会社に給付金を申請してもらいました。
そして8月9日に「育児休業給付金決定通知書」を会社経由で受け取りました。
恐る恐る中身を確認すると…
頂戴した育児休業給付金の総計は623,930円でした!!
なお、この育児休業給付金は非課税のため、所得税はかかりません(翌年度の住民税算定額にも含まれません)。
本当にこんなに貰っていいの?が第一印象でした。上述の育児や家事が報われた気がします。笑
※2022年8月12日追記:通知書を受け取ってから3日後、指定した銀行口座に給付金が振り込まれました!
給与や賞与の税金等の免除
育休期間中は、給与や賞与の一部の税金等が免除されます。
ご参考として、私が実際に会社から賞与を受け取ったケースをご紹介します。
私が勤めている会社の賞与の支払いは育休期間中の7月の初旬で、賞与の手取り額は表1の通りでした。
2022年 夏季 | 金額 |
---|---|
賞与支給額 | 971,490 |
雇用保険料 | -2,814 |
源泉所得税 | -38,201 |
差し引き支給額 | 930,475 |
賞与は手取りで930,475円頂きました。
2021年冬季の賞与明細(表2)と見比べてみましょう。
2021年 冬季 | 金額 |
---|---|
賞与支給額 | 971,900 |
健康保険料 | -32,665 |
厚生年金保険料 | -67,929 |
雇用保険料 | -2,855 |
源泉所得税 | -135,066 |
差し引き支給額 | 733,385 |
昨年冬季賞与の手取りは733,385円でしたので、その差は197,090円でした!!
その差の内訳はざっくり以下の通りです。
- 健康保険料 免除分:約3万円
- 厚生年金保険料 免除分:約7万円
- 源泉所得税 減額分:約11万
支給額は変わらない(というか支給額減ってる…)のに、控除が無くなるだけでこんなにも差がでるのですね。。。
これは何故かというと、上述したように賞与が支給されたタイミングは育休中となりましたので、健康保険料と厚生年金保険料の納付は免除、源泉所得税は減額(という言い方が合っているか分かりませんが)されたからです。
その根拠を説明してきます。
健康保険料・厚生年金保険料
健康保険料及び厚生年金保険料について、育休期間は以下の通り免除されます。
育児・介護休業法による満3歳未満の子を養育するための育児休業等期間について、健康保険・厚生年金保険の保険料は、被保険者が育児休業の期間中に事業主が年金事務所に申し出ることにより被保険者・事業主の両方の負担が免除されます。
申出は、事業主が育児休業等取得者申出書を日本年金機構(事務センターまたは年金事務所)へ提出することにより行います。
なお、この免除期間は、将来、被保険者の年金額を計算する際は、保険料を納めた期間として扱われます。
日本年金機構より引用
源泉所得税
賞与の源泉所得税の計算は、法令で定められています。(国税庁HP参照)
育休だけに限った話ではありませんが、前月の給与の多寡によって賞与の計算方法が決まる、という事ですね。
詳しくないので説明は割愛しますが、通常の計算方法以外に以下の例外があります。
- 前月の給与がなかった場合
- 賞与が前月の給与の10倍を超える場合
私は5月末から育休を取得しているので、このどちらかで源泉所得税が計算されているものと思います。
頑張れば自分で計算できるようですが、こういう決まりがあるんだなーという理解で留めておきます。笑
決してボーナスの税制優遇を狙って育休を取ったわけではないですが、育休中にボーナスが支給される方はご参考となるかと思います。
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