2016年に電力小売全面自由化となり、様々な企業が電力小売事業に参入する事で、個人がどの電力会社から電気を購入するかを自由に選べるようになりました。
しかしながら、自由に選べるとは言うものの電力会社が多すぎてどの電力会社を選べば良いか悩んでしまいますよね。
そんな中、むー家は2021年4月から熊本電力に乗り換えたので、その経過をお伝えします。
熊本電力に切り替えて20%電気代が安くなった話
なぜ熊本電力なのか?
電力会社を選ぶ判断材料として、むー家の電気の使用状況を整理していくと以下の通りとなりました。
- 関西電力エリア在住
- 夫むー、妻みー、長女ちー の3人家族
- 平日は夫婦とも仕事、ちーは保育園で家にいない
- 24時間稼働するNAS、および仮想通貨マイニングPC有り(使用電力量の約半分を占める)
- コンロはIH
- オール電化ではない
まとめると、平日・昼夜問わず一般的な家庭より電気を多く使っているという事になります。
とすると、電気を使えば使うほど電気料金が安くなる熊本電力のおうち電気Bプランが良さそうだと考えました。
マイニングって何?って方は以下の記事をご参考として下さい。
熊本電力のおうち電気Bプランでどれだけ安くなる?
早速おうち電気Bプランの中身を見ていきましょう。
下表は熊本電力からの抜粋です。
関西電力に代表されるような一般的な料金プランは電気を使えば使うほど料金単価は上がってしまいます。しかし、熊本電力はその逆で、電気を使えば使うほど料金単価が下がります!
301kWh以降は電力量料金がなんと19.00円/kWhとなります!
電気を多く使う身としては非常に助かります…!
実際どのくらい電気料金が下がったか検証してみた
2021年4月に熊本電力から請求書が届きました。
中身を覗いてみると…
月間使用量648kWhに対して請求金額は13,711円でした!
果たして、乗り換える前と比べて安くなっているのか計算してまとめてみました。
電気料金比較 | 関西電力 従量電灯A (円) | 熊本電力 おうち電気B (円) |
---|---|---|
基本料金 | 341.01 | 0.00 |
~120kWh | 2,132.55 | 2,640.00 |
121~300kWh | 4,627.80 | 3,780.00 |
301kWh~ | 9,987.60 | 6,612.00 |
合計 | 17,089 | 1,3711 |
従量電灯Aに比べておうち電気Bは約21.2%電気料金を削減することが出来ました。
4月で約20%の削減ですので、冷房や暖房を使用する夏季や冬季は更に削減が見込まれます。
夏頃になりましたら再度記事にして報告しようかなと考えています。
(2021/10/8追記)暑い夏を乗り越えたので再度レビューしました。
熊本電力は信頼できる?
2021年5月現在、業務委託先とトラブルを起こしたり、賦課金を期限までに納付していなかったりと色々と不安なニュースが飛び交っています。
しかし、申し込み自体は申し込みフォームやメールのやり取りのみでスムーズに進みましたし、個人契約の場合は解約金は発生しない、かつ契約先の乗り換え自体はいつでも可能なので新たな乗り換え先を模索しつつ様子を見ていこうと考えています。
信頼できるかどうかで言うと微妙なところではありますが、契約条件の改悪が無い限りは熊本電力を使い続けていこうかな、と思います。
市場連動型プランではない?
市場連動プランは、電力自由化後に登場した新しい料金プランであり、JEPX(一般社団法人 日本卸電力取引所:Japan Electric Power Exchange)の市場価格に連動して従量料金の単価が決まるプランの事です。
そのメリットは、平時は電気料金を安く抑えられることにありますが、デメリットは市場価格高騰の影響を直接受けるリスクがあることです。
2020年12月から2021年1月にかけ、寒波の影響によりJEPXの卸価格が過去最高価格になり、市場連動型プランの従量電気料金が暴騰したのは記憶に新しいところです。
個人的には、月々の固定費に対して見通しも立てにくい上に、いきなり高額請求されるリスクをあえて取るべきではないと考えています。
では、熊本電力のおうち電気Bプランはどうなのかというと、市場連動型プランではありません。飾り気もないしキャンペーンもないけど、無駄をそぎ落としたシンプルに安い料金プランとなっています。
電気を多く使う方は乗り換えを検討してみては?
熊本電力のおうち電気Bプランは基本料金無料、使えば使うだけ安くなる料金プランは非常にシンプルで、電気を多く使われる方にとっては魅力的なプランだと思います。
むー家は多くの電気を使用するため、熊本電力に乗り換えて大幅に電気代が安くなりました。
大家族や電気を多く使われる方は乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
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