【初心者向け】FIRE達成のための株式投資入門|1億円も夢じゃない資産形成の第一歩

※記事内にプロモーションを含む場合があります。

FIREを目指すなら、早く始めるほど有利です。しかし「株式投資は難しそう」「何から手をつければいいか分からない」と悩む初心者は多いと思います。

本記事では、初心者でも取り組みやすい株式投資を中心とした資産形成の方法をわかりやすく解説します。現金+株式のシンプルなポートフォリオで、1億円の資産形成も夢ではありません。

筆者のプロフィールと資産形成の軌跡

プロフィール

私は普通の会社員で、入社時の年収は約400万円、現在は約800万円です。元々投資や資産形成に興味があったわけではなく、20代の頃は散財し、貯金もありませんでした。

そんな中、妻と出会って投資に本格的に取り組み始めたのは2013年、インデックス投資を主軸とした高配当株への投資をスタートしました。そして、この記事の投資戦略をコロナショックを筆頭とするいかなる時も愚直に続けたことで資産1億円を達成しました。

資産形成の軌跡

私たち夫婦はブログを始めた2021年6月時点で、資産は約1,400万円でした。
当時からインデックス投資を主軸に高配当株への投資を行っていましたが、結果として、2025年8月時点で資産は約1億円に到達しました。
好調な株式市場の追い風もあったかと思いますが、会社員として普通の収入でも、戦略的に投資を行い続ければ、数年で資産1億円を目指すことは可能ということです。

暴落時に狼狽売りせずに楽観的に構えていたことが今に繋がったと確信しています。

次の項では実際に私が運用しているポートフォリオと、投資戦略の具体的な考え方を解説します。

FIRE達成に向けた資産形成の考え方

まずは生活防衛資金の確保

FIREを目指す上で大切なのは、「どのような順序で資産形成を進めていくか」を理解しておくことです。やみくもに投資を始めても、生活に不安が残ったり、リスクに耐えられなかったりすると長続きしません。そこでまず意識したいのが、株式と現金を中心としたシンプルな土台をつくることです。

最初のステップは、生活費の半年から1年分を「生活防衛資金」として現金で確保することです。これは、急な出費や失業といった予期せぬ出来事に対応するためのセーフティネットであり、安心して投資を続けるための基盤になります。

むー
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この「生活防衛資金」は決して投資に回してはいけません!!

余剰資金を投資に回す

生活防衛資金を確保できたら、余剰資金を株式投資に回していきます。

株式は、長期的にみると経済成長とともに資産が増えやすい資産クラスです。株式投資の収益には大きく分けて二つあり、ひとつは株価の値上がりによる「キャピタルゲイン」、もうひとつは配当として受け取れる「インカムゲイン」です。この二つをどう組み合わせていくかは、次の章で触れる投資スタイルの選択につながっていきます。

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初心者にとっては、まず「株+現金」のシンプルな組み合わせから始めるのが効率的です。

投資スタイルの選択(キャピタル重視 vs インカム重視)

株式投資とひとことで言っても、どんなスタイルで資産を増やしていくかによって方向性は大きく変わります。大きく分けると、キャピタル重視(値上がり益を狙うスタイル)と、インカム重視(配当収入を積み上げるスタイル)の二つがあります。

おすすめはインデックス投資に代表されるキャピタルゲインを狙うスタイルなのですが、一番大切なのは「自分の性に合った「正しい」投資法」を選択することです。

それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。

キャピタル重視(おすすめ)

キャピタル重視の代表例はインデックス投資です。米国株や全世界株に連動するインデックスファンドを積み立てていけば、世界経済の成長にあわせて資産が増えていきます。少額から始められ、手間もほとんどかからないため、初心者が最初に取り組む投資方法として最も再現性が高いといえるでしょう。

逆にインデックス投資以外のキャピタル投資はリスクが高すぎる、かつ再現性が無いので初心者には推奨しません。

メリット
株価が上昇すれば、短期間で資産を最大効率で増やせるのが魅力です。また、インデックス投資の場合、買って保有するだけなので、手間を掛けずに効率的に資産を増やせる。

デメリット
株価の動きだけに左右されるため、値上がりがないと面白みに欠けます。また、配当が少ない場合はキャッシュフローがほぼゼロで、暴落時には精神的にきつく、FIRE後の取り崩しにも抵抗感が生まれやすいです。

インカム重視(投資経験者向け)

インカム重視のスタイルは、株式やETFからの配当を積み上げることで「資産が収入を生み出す仕組み」を作る考え方です。

毎年少しずつ配当が増えていく連続増配株や、高配当ETFをコツコツと買い集めれば、将来的に安定したキャッシュフローを得られるようになります。ただし、銘柄選びや管理の難易度がやや高いため、いきなり個別株から始めるのはハードルが高いかもしれません。

メリット
配当金が定期的に積みあがるため、投資している実感が得られます。キャッシュフローが明確で、暴落時にもある程度耐えやすいのが特徴です。株主優待を受けられる場合もあり、投資そのものが面白く感じられます。

デメリット
安定した配当を出す企業は成熟株が多く、株価の上昇はあまり見込めません。また、配当金には課税がかかるため、キャピタル重視に比べると効率はやや落ちます。また、配当を重視するあまり銘柄選びに制約が出る場合があります。

筆者のケース

筆者自身は、この二つのスタイルを組み合わせています。コア資産としてインデックス投資を積み立てつつ、サテライトとして配当株を保有することで、株主優待や配当を楽しみながら資産を増やしています。どちらか一方を選ぶ必要はなく、自分の性格に応じてバランスをとっていくのが現実的です。

むー
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大切なのは、「自分が安心して長期的に続けられるスタイルを選ぶ」ことです。キャピタルを重視して一気に資産を膨らませるのか、それとも配当収入を少しずつ育てて安心感を得るのか。正解は一つではありません。あなた自身の考え方によって、最適なスタイルは変わってきます。

具体的ステップ(証券口座開設〜ポートフォリオ構築)

ここまででFIRE達成のための全体像や投資スタイルについて理解できたと思います。では実際に「今日から何をすればいいのか」を具体的なステップで整理してみましょう。

証券口座の開設

最初の一歩は、証券口座の開設です。FIREを目指すなら、まずはつみたてNISAやiDeCoといった税制優遇制度を活用できる口座を準備することが欠かせません。これらの制度を使えば、同じ投資成果でも税金の負担が大きく減り、効率的に資産を積み上げることができます。特に初心者は、つみたてNISAを利用してインデックスファンドを自動積立するだけでも、十分に資産形成の土台を作ることができます。

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私はSBI証券をメインに使っています!

ポートフォリオの構築

FIREを目指すうえで、「どの段階でどんな資産に投資すべきか」は多くの人が迷うポイントです。結論から言えば、資産形成の初期段階では株式に集中するのが最も合理的です。なぜなら、株式は長期的に最も高いリターンを期待できるアセットクラスであり、まだ資産規模が小さい時期にはリスク許容度も相対的に高いからです。

私の経験上、基本は 株式+現金のシンプルなポートフォリオ で十分だと考えています。ここでいう現金とは「株式が下落したときに追加投資へ回せる資金」であり、「生活防衛資金(生活費半年〜1年分の安全資金)」とは別に考える必要があります。

資産規模が大きくなるにつれて、現金比率や債券など他のアセットの役割が少しずつ出てきます。目安を挙げると次のようになります。

  • 数百万円規模まで
    株式インデックスファンドを積み立て、生活防衛資金は現金で確保。それ以外の資産分散は不要。
  • 1,000万円を超えたあたり
    株式の上下動が精神的に負担になる人も出てくるため、リスク許容度が低い人は現金比率をやや高めにして安定性を確保。
  • 3,000万円~5,000万円を超えたあたり
    FIREが現実的に近づく水準。生活費の数年分を現金で確保することで、暴落時の取り崩しリスクを軽減できる。
  • FIRE目標金額に到達した段階
    このタイミングで初めて債券や高配当ETFを取り入れる選択肢が出てくる。資産を「増やす」フェーズから「守りながら取り崩す」フェーズへ移行する時期。
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私はまさにFIRE目標金額に到達した段階ですので、これからは資産を防衛するフェーズに移行しようと考えています。資産形成期の筆者のポートフォリオを以下の記事で紹介していますのでご参考としてください。

1億円も夢じゃない!積立シミュレーションで見る資産形成

ここまでの説明で、「1億円も本当に達成できるの?」と疑問に思う方もいるはずです。ここでは、現実的な数字を使った簡単なシミュレーションで示します。

例えば、毎月の投資額を10万円、15万円、20万円として、年利5%で30年間積み立てた場合の資産推移をシミュレーションしてみましょう。

年数月10万円
(年間120万円)
月15万円
(年間180万円)
月20万円
(年間240万円)
10年約1,720万円約2,580万円約3,440万円
20年約4,280万円約6,430万円約8,570万円
25年約5,730万円約8,590万円約1億1,455万円
30年約7,970万円約1億1,960万円約1億5,950万円

なお、初期投資資金があれば、同じ積立額でもFIRE達成年月はさらに短くなります。たとえば、最初にまとまった資金を投入しておくと、複利効果が早く働き、資産形成のスピードが加速します。

むー
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もちろん、年利5%は過去の株式市場の平均リターンを参考にしたモデルです。実際の運用では上下がありますが、長期で続けることで資産形成は着実に進みます。

入金力について

もちろん、月10万円以上を積み立てられるのが理想ですが、「まだその余裕はない…」という方も多いはずです。そんなときに意識したいのが、入金力を上げる工夫です。具体例を挙げると以下の通りです。

固定費の見直し

毎月の支出の中で、サブスクや通信費、保険などの固定費を見直すだけで数千円〜数万円の余剰資金を生むことができます。

生活防衛費を確保したうえでの節約

無理のない範囲で日常の出費を削減することで、投資に回せる金額を増やすことが可能です。

ボーナスの活用

月々10万円を捻出するのはなかなか大変だと思いますが、ボーナスを活用できると資産形成が加速します。

まとめ

FIREを目指すうえで大切なのは、まずシンプルに株式+現金で資産形成を始めることです。
資産が小さいうちは分散にこだわらず、株式インデックスの積立で効率的にリターンを狙いましょう。

無理に複雑な投資を始めるよりも、続けられるシンプルな方法を貫くことが、最短でFIREに近づくコツです。まずは今日から、コアとなる株式投資と現金管理を意識して、少しずつ資産を育てていきましょう。

最後までご覧頂きありがとうございます。

むー
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筆者:むー
30代会社員、2児のパパ。世帯総資産1億円を達成した経験をもとに、子持ち会社員向けのFIRE(早期リタイア)や資産形成、長期投資の実践方法をわかりやすく発信しています。
読者の皆さんが無理なく資産を増やし、生活の自由度を高めるためのヒントをお届けします。

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