こんにちは!むーです。
我が家ではNASでホームネットワークを構築しており、写真や動画の共有、帳票や取扱説明書のペーパーレス化、PCやiPhoneのバックアップなどに活用しています。さらにNASにWordPressをインストールして、このブログもすべて自宅のNAS上で運営しています。
今回は 「NASでWordPressブログを立ち上げると本当にお得なのか?」 をテーマに、コスト比較やメリット・デメリットを解説します。
NASとは?
NASでWordPressを構築する方法を考える前に、まずNASとは何かを整理しておきましょう。
NAS(Network Attached Storage)は、自宅に設置できる「ネットワーク対応ハードディスク」です。クラウドストレージのようにデータ共有ができるだけでなく、アプリを導入すれば Webサーバーとして利用することも可能 です。
レンタルサーバーとの大きな違いは、運用スタイルにあります。
- NASサーバー:自宅にNASを設置し、自分でサーバー環境を構築する方式(初期投資は必要だが月額費用はほぼ不要)。
- レンタルサーバー:月額料金を支払い、外部のサーバーを借りて運用する方式(手軽だがランニングコストがかかる)。
このように「自宅で専用サーバー感覚で使えるNAS」と「手軽に始められるレンタルサーバー」では、それぞれ特徴が異なります。
NASでWordPressを構築するメリット
ランニングコストを大幅に削減できる
レンタルサーバーの費用相場は 年間5,000円~20,000円ですが、NASの場合は HDD込みで約3万円 の初期投資のみとなります。ランニングコストは電気代程度なので、数年使えばレンタルサーバーより安くなります。
さらに、クラウドストレージ(例:2TBで月額1,200円 ≒ 年14,400円)を併用しているなら、その分も削減可能です!
上記試算してみますと、
- NAS初期費用:30,000円
- レンタルサーバー年5,000円 + クラウドストレージ年14,400円
- 回収期間:30,000 ÷ (19,400) ≒ 1.6年
1年半ほどで投資回収でき、その後はほぼ電気代のみで運用できます。

NAS導入してWordpressをインストールした場合、クラウドストレージサービスとレンタルサーバーの利用料金を全て削減することが出来ます!!
保存容量を自由に拡張できる
レンタルサーバーで使用できる保存容量は、200GBのプランが一般的なようです。
一方、NASでWordpressを構築した場合、搭載するHDDによって2TBや4TBといった大容量を使用することができます。
また、低価格のレンタルサーバでは1台のサーバを複数のユーザで共有して使用することが一般的ですが、NASの場合ですと専用サーバとして利用することができ、高パフォーマンスのサイトを運営できます。
専用サーバー感覚で利用できる
格安レンタルサーバーでは複数ユーザーでリソースを共有するため、速度が安定しない場合もあります。
NASなら 専用サーバー環境 なので、安定した動作でブログを運営可能です。
NASでWordPressを構築するデメリット・注意点
もちろん良いことばかりではありません。
- 電気代がかかる(24時間稼働が前提)
- 停電・回線トラブル時にブログが落ちる
- 外部からのアクセス速度は回線性能に依存
- セキュリティ設定を怠るとリスクが大きい
特にセキュリティ(ファイアウォール設定、SSL対応、DSMの定期アップデート)は必須です。
むー家の実際の環境
- NAS本体:Synology DS220j
- OS:DSM 7.0
- HDD:WD 2TB ×2(RAID1)
この環境でWordPressをインストールし、日常的にブログ運営を行っています。
NASへのWordpressのインストール方法
NASへのWordpressのインストール方法については、以下のサイトが非常に分かりやすいです。私もこちらのサイトを参考にワードプレスを立ち上げたり、各種設定を行ったりしました。
上記サイトには感謝申し上げます。
まとめ
NASは初期費用さえ払えばランニングコストをほぼゼロにでき、クラウド+サーバーの両方を代替できてしまいます。
ただし、セキュリティや管理の手間は避けられないので、安心・手軽さを優先する人にはレンタルサーバーの方が向いているかもしれません。
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