【2559】MAXIS全世界株式の特徴と投資判断に役立つ5つの理由

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投資を始めて10年以上試行錯誤した結果、私の資産形成の中核に据えているのが、東証ETFの2559 MAXIS全世界株式です。

2559は、日本株・先進国株・新興国株をまとめて保有できる全世界株式ETFです。国別や銘柄の比率を細かく考えなくても、世界経済全体の成長をそのまま取り込める設計になっています。長期投資を前提にするなら、過度な判断や管理を減らせる点が大きなメリットです。

本記事では、私が数ある投資先の中から2559をメインに選んだ理由を整理します。配当を目的とした商品ではありませんが、なぜ長期の資産形成において合理的だと考えているのか。その判断軸を、投資初心者の方にも分かるように解説します。

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【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信とは

  • 東証ETF(上場投信)
  • 対象指数:MSCI All Country World Index
  • 管理会社:三菱UFJ国際投信
  • 純資産総額:712.59億円(2025/9/2)
  • 売買単位:1口 23,020円(2025/9/2)

2559に投資する5つの理由

①管理の手間がほぼ不要

株式投資トレンドの移り変わり

my indexからの抜粋で、10年前から現在までの10年のリターンを表示するとこのようになります。

ここ10年で成績がよかったのは、米国株でした。このようなグラフは始点をいつにするかで大きく変わってきます。

過去20年のリターンは以下のようになります。

エマージング=新興国が目立ち、2019年頃までは圧勝でした。その後米国株がのび、新興国を追い抜いたのは2021年になってからです。

私が投資を始めた2014年を振り返ると、新興国に投資しないなんてもったいない新興国はリスクもあるがリターンも大きい、という流行・風潮だったように思います。それが2021年には米国投資がトレンドとなり、米国株関連の書籍が多数出版されました。

個人的な直感ですが、直近10年リターンの良かった米国株は現在割高であり、今後10年では冴えない結果になるように思ってしまいます。

コストが安く、管理不要なのは全世界株

妻みー本心では新興国の投資比率を高めたいと思っています。しかし、新興国のインデックスファンドのコストは他と比べると割高です。

例として、投資信託のe MAXIS Slimシリーズの信託報酬(税込)を低い順にならべてみます。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.05775%
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372%
  • eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)0.143%
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.1518%

また、銘柄数が増えると管理の手間も増えるし、妻みーの性格的に新興国と日本・先進国の比率を悩み、何度も調整しパフォーマンスも低下しそうなので、何も考えなくていい全世界株に投資することにしました。

②世界への分散投資が自動で完結する

2559の最大の特徴は、世界分散投資が一本で完結する点にあります。日本、先進国、新興国の株式をまとめて保有できるため、特定の国や地域に資産が偏ることを避けられます。個別にETFや投資信託を組み合わせる必要がなく、配分を考える手間も発生しません。

全世界株式の内訳

2022年のデータでは、

  • 日本株   5.4%
  • 先進国株 83.5%
  • 新興国株 11.1%

となっています。

eMAXIS slim 全世界株(オールカントリー)2022.7交付目論見書より引用

過去の推移を見てみると、

2019.42020.42021.42022.4
日本株7.1%7.3%6.4%5.4%
先進国株81.1%80.9%80.7%83.5%
新興国株11.7%11.7%12.8%11.1%
eMAXIS Slim 全世界株 過去の運用報告書より

日本株の比率が下がって、米国株の上昇により先進国株の比率が上がっています。

みー
みー

時価総額比に自動調整してくれるので、放ったらかしで楽ちん〜!

長期投資において難しいのは、どの国が成長するかを当てることではなく、当てにいこうとして判断を誤ることです。過去を振り返れば、長期的に成長してきた国や企業は入れ替わっており、将来も同じ構図が続くとは限りません。

世界経済全体の成長を取り込むという考え方に立てば、特定の国に賭ける必要はありません。成長する地域の比率が高まり、停滞する地域の比率が下がるという調整は、指数の中で自動的に行われます。投資家がその都度判断を下す必要がない点は大きなメリットです。

③コストが低く、長期投資向き

貸株の利用

2559の公表されている信託報酬は0.0858%(税込)、隠れコストを含んだ実質コストは0.152%程度と言われています。

それに加え貸株を利用すると、SBI証券の場合年利0.1%得ることができるため、上記のコストから差し引くと、我々が負担するコストは0.052%程度ということになります。

貸株とは、株を証券会社に貸し出すと利息が付与されるというシステムで、多くの日本株は0.1%の利息ですがなかには0.2%のものもあります。

二重課税調整制度の対象

2559と中身は同じ、米国株のVTを買った場合、米国税が10%+日本税が20%課せられ、合計の税額は28%になります。それを取り戻すためには外国税額控除をしなければならず、かなりの手間です。

この2559は二重課税調整制度の対象なので、ETFが自動で日本税の20%だけに調整してくれるため、手間がかかりません!

④売買・積立の自由度が高い

投資信託の特徴

  • 100円以上1円単位で、金額指定で買うことが可能
  • 買い注文を出した後に基準価額が決定される。基準価額は1日1回

そのため、相場がどのような状況でも毎月決まった額を購入するドルコスト平均法に向いています。国が投資初心者向けに作った制度である、つみたてNISAは投資信託&毎月積立ですね。

ETFの特徴

  • 一株単位でしか買えない(2559は一株13,700円前後)(2023年2月現在)
  • 株のように同じ1日でも刻一刻と値動きがある
  • 信託報酬が安い(投資信託のコストも低下しているため、大差はない)

東証に上場しているため、リアルタイムな値動きがあり、指値などさまざまな注文方法が可能です。また機関投資家の資本も入っており、資産規模が大きくなっています。個人投資家では投資好きや熟練者向けと言われています。

逆張りをしたい場合はETF

逆張りとは
株価が大きく下落したときに買いを入れるという、一見、相場の大きな流れに逆らって動くような投資スタンスのことを言います

投資信託は、 買い注文を出した時は基準価額は不明で、翌日に約定するなど、若干のタイムラグが生じるため想定と異なる値動きをする場合があります。

ETFの場合、〇〇円になったら△△株購入する、といった指値注文をすることができます。

妻みーの場合、2559の最高価額から10%下落、15%下落、20%下落、と5%刻みで指値注文を入れ、放ったらかしています。

SBI証券の場合、指し値注文は最長で3週間後まで有効にすることができます。

⑤副次的な要素として分配金を受け取れる

投資信託の場合、分配金は自動的に再投資されるため、保有していても資産が増えている実感は得にくいです。一方で、ETFでは分配金が口座に入金されます。長期投資を続ける中で、定期的に運用状況を確認するきっかけになる点は、ETFならではの特徴だと考えています。

しかしながら、配当利回りは高配当ETFと比べると高くはありません。実績ベースでもおおむね1%前後で推移しており、配当収入を目的として選ぶ商品ではないと思います。ただし、株価の成長とともに分配金額も緩やかに増えており、資本成長を主軸に据えた投資としては違和感のない水準です。

現在は理想のポートフォリオに向けて積み増しを続けている段階のため、分配金は再投資しています。将来的に資産配分が固まった後は、分配金を再投資するか、生活に回すかを自分で選択できます。この柔軟性も、ETFを選ぶ理由のひとつだと考えています。

配当水準をどう考えるか

参考までに、過去の分配金実績は以下の通りです。

決算日基準価額分配金実績
(税引前)
2025年06月08日20,881円177円
2024年12月08日21,428円144円
2024年06月08日20,342円158円
2023年12月08日16,338円126円
2023年06月08日15,202円148円
2022年12月08日13,797円111円
設定来累計1,234円
三菱UFJアセットマネジメントより引用

他のインデックスETFと比較してみましょう。(2022年7月現在)

  • S&P500の東証ETFである2558は 利回り0.7〜0.8%
  • 全世界株の東証ETFである2559は 利回り1.1〜1.2%
  • 日経平均の東証ETFである1321は 利回り1.7%
  • TOPIXの東証ETFである1306は 利回り2.28%

2558と2559はみーが計算、1321と1306は運営サイトからの引用。すべて税引き前。

特別高配当ではありませんが、利回りだけでなく株価の成長も見込めるので十分かと思います。

みー
みー

株価の成長が見込める指数ほど利回りが低く、株価の成長が見込めない指数ほど利回りが高い印象ですね。

まとめ

2559を投資の中心に据えている理由は、短期的なリターンや流行を追うためではありません。世界経済全体の成長を長期で取り込みつつ、判断や管理にかかる負荷をできるだけ減らしたい。その目的に対して、世界分散が自動で完結し、コストも低く、売買の自由度が高い2559は合理的な選択だと考えています。

配当はあくまでその結果として付随するものですが、ETFであることで運用状況を定期的に確認でき、将来的な使い道も自分で選べます。何かを当てにいく投資ではなく、続けやすさを重視した資産形成。その手段のひとつとして、2559は長期投資と相性の良い商品だと感じています。

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