こんにちは!むーです。
FIRE(経済的自由と早期リタイア)を目指す上で欠かせないのが「貯蓄率」です。
「貯金はいくらあればいいのか」よりも、日々の収入からどれだけ貯蓄に回せているかが、資産形成のスピードを大きく左右します。
本記事では、「貯蓄率の計算方法」「理想の目安と平均との比較」「FIREにおける貯蓄率の重要性」「貯蓄率を上げるための具体策」をわかりやすく解説します。
さらに、筆者(30代会社員むー)が実際に実践している家計管理・投資の工夫もご紹介。
「自分の貯蓄率は高いのか?」「どうやって改善すればいいのか?」を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
貯蓄率とは?
貯蓄率とは、手取り収入に対してどれだけの割合を貯蓄できたかを示す指標です。
計算式はとてもシンプルで、「(収入 − 支出)÷ 収入」で計算できます。
たとえば、手取り収入が400万円の人の場合、
- 貯蓄率10% → 年間40万円を貯蓄
- 貯蓄率20% → 年間80万円を貯蓄
- 貯蓄率30% → 年間120万円を貯蓄
となります。
日本の家計における平均的な貯蓄率は10〜20%程度と言われています(内閣府 家計貯蓄率統計より)。
つまり、年収500万円なら毎年50〜100万円ほどを貯蓄している人が平均的だと言えます。
このように、貯蓄率は「収入の大きさ」そのものではなく、どれだけ効率的にお金を残せているかを示す重要な数字です。
貯蓄率とFIREの関係性
資産形成を目指す上で、最も重要な指標のひとつが「貯蓄率」です。収入の多さよりも、どれだけの割合を投資に回せるかが資産形成のスピードを大きく左右します。
なぜFIREでは貯蓄率が重要か
資産形成に重要なのは「入金力」です。その基本式はとてもシンプルで、
となります。
たとえ年収が高くても支出が多ければ投資に回せるお金は残りません。逆に、年収がそこまで高くなくても支出を抑えて高い貯蓄率を維持できれば、資産はどんどん積み上がっていきます。
年収より「貯蓄率」がFIREを決める
具体例で考えてみましょう。
- Aさん:年収1,000万円、貯蓄率10% → 年間投資額100万円
- Bさん:年収500万円、貯蓄率40% → 年間投資額200万円
一見するとAさんの方が高所得で有利に見えますが、実際にはBさんの方が多く投資に回せています。その結果、FIREに近づくスピードもBさんの方が早くなるのです。
このように、「収入の多さ」よりも「貯蓄率の高さ」の方が、資産形成においては圧倒的に重要であることが分かります。
貯蓄率はFIRE後の安心感にもつながる
さらに、貯蓄率は「生活コスト管理能力」を示す数字でもあります。
普段から高い貯蓄率を維持している人は、支出を抑えた生活に慣れているため、FIRE後の生活水準に無理がありません。
- 貯蓄率が低い:高支出の生活が前提 → FIRE後に生活レベルを落とせず苦しむ可能性がある
- 貯蓄率が高い:低支出の生活に慣れている → 少ない資産でも安心してFIRE生活を送れる
つまり、貯蓄率は「投資余力」と「生活コントロール力」を同時に測る指標と言えます。FIREを目指す上での“最重要数値”といえるでしょう。
貯蓄率を上げるには
「貯蓄率が重要なのは分かった。でもどうやって上げればいいのか?」というのは多くの人が直面する疑問です。結論から言うと、収入を増やすか支出を減らすか、またはその両方を同時に行うしかありません。
貯蓄率を上げるためには、以下のような方法があります。
支出を減らす(節約)
まずは、自分が何にどのくらいお金を使っているのかを把握することが大切です。
毎月の支出をリストアップし、必要なものと必要でないものを見極めることができます。そして、無駄な支出を削減することで、貯蓄率を上げることができます。
貯蓄率を上げるためには、まずは家計簿をつけるところから始められることをお勧めします。

我が家では「Zaim」という家計簿アプリを使って家計を管理しています!
収入を増やす
当たり前の事かもしれませんが、収入を増やすことで貯蓄率を上げることができます。
昇給やボーナスなど、現在の仕事で収入を増やす方法もありますが、給与待遇の良い会社に転職することで収入を増やす人もいるようです。
また、アルバイトや副業で収入を増やすことができます。
副業というとハードルが高いと思われるかもしれませんが、もっとも簡単なことは、フリマアプリやリサイクルショップで不用品を売却することでしょうか。

私もカメラのレンズやキャンプ用品などの不用品を売却しながらミニマルに趣味を楽しんでいます!
収入を増やす方法をご紹介しましたが、いきなり副業しろ、転職しろと言われても中々難しいと思うので、まずは支出を見直すことから始めるのがおすすめです。
投資を始める
貯蓄に加えて、投資をすることで資産を増やすことができます。
投資は、株式や債券、不動産など様々な方法がありますが、元本割れ(投資した金額より損をしてしまう)のリスクがあるため、十分に情報収集を行い、リスクを把握した上で投資をすることが大切です。
まとめ
FIREを目指す上で大切なのは「収入の多さ」ではなく「貯蓄率」です。
- 貯蓄率が高ければ、FIRE後も無理のない生活ができる
- 年収が高くても貯蓄率が低いと資産形成は進まない
- 支出削減と収入アップを組み合わせれば、貯蓄率を効率的に高められる
貯蓄率を上げることは、FIREまでの時間を短縮する最も再現性の高い方法です。
今日からできるのは「支出を数字で把握すること」。まずは家計簿アプリで、あなたの貯蓄率を計算してみましょう。上げるための方法です。自分に合った方法を見つけ、着実に貯蓄をしていきましょう。
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