【2021年】GPUマイニングに適したグラボとは?今から始めても利益が出る?

マイニング

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

2022年9月15日に実施されたイーサリアムの「マージ」アップデートによりマイニング報酬が激減しています。

ご承知の上でご覧ください。

2022年2月現在、マイニング報酬が非常に軟調です。この記事は参考程度になさってください。

マイニングを始めたいけど、どのグラボを選んだらいいんだろう。。。

そもそもGPUマイニングって採算合うの??

マイニングを始めようと思っても、どのグラフィックボード(GPU)を買えばいいのか、そもそも今から始めても利益が出るか分かったものではないですよね。

そこで、この記事では「今マイニングを始めるなら!」という視点でどのグラボを選べばいいか考えてみました。

結論だけ知りたい方は、下記目次から「まとめ」をご覧ください。

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マイニングにおけるGPUの役割は?

仮想通貨におけるマイニングとは、ブロックチェーン技術を活用した暗号資産の取引の承認や取引記録を作成する際に必要となる計算を行うことです。

マイニングの計算は、ハッシュ関数にナンス(nonce)を代入し続け、一定の条件を満たすことが必要になり、算出されたハッシュ値と取引履歴が含まれた新しいブロックが生成されるという仕組みになっています。

関数に値を代入する計算は非常に単純なものですが、ナンス値を変えながら何度も何度も繰り返し計算する必要があります。

そこで活躍するのがグラフィックボード(GPU)なのです。

GPUは画像処理のように定型的かつ大量の計算処理を行うのに適した設計となってます。この特性がマイニング計算に適しているという事ですね。

マイニングに適したGPUとは?

マイニングする環境は以下の前提で話を進めます。

  • マイニング対象:イーサリアム(ETH)
  • アルゴリズム:Ethash

※ハッシュレートのソースはminerstatから引用しています。

Nvidia

Nvidiaのグラフィックボードをハッシュレートが高い順(マイニングする際の計算速度)に表に並べてみました。

2021年10月現在日本で入手可能なモデルでの比較としています。

モデルハッシュレート消費電力参考価格ワット
パフォーマンス
RTX3090165MH/s250W200,000円0.66
RTX 308097.88MH/s224W100,000円0.44
RTX307061.79MH/s117W68,000円0.53
RTX3060Ti60.21MH/s120W56,000円0.50
RTX 2080Ti59.21MH/s150W135,000円0.39
RTX 306049.64MH/s110W57,000円0.45
RTX 3080Ti58.68MH/s224W150,000円0.26
RTX 3080 LHR48.88MH/s224W100,000円0.22
GTX 1080Ti45.68MH/s210W100,000円0.22
RTX 2060 Super38.02MH/s133W43,000円0.29

※参考価格は市場が正常な時に販売されていた価格を参考値として併記しています。

ワットパフォーマンスとは、1W当たりのハッシュレートを表しており、消費電力当たりの収益性を示しています。

ワットパフォーマンスが良い上位3モデルをピックアップすると、RTX3090、RTX3070、RTX3060Tiという結果になりました。

RTX3090は市場にあまり出回っていない、かつ消費電力や発熱が大きく、扱いにくいという欠点がある一方、RTX3070とRTX3060Tiは比較的消費電力が低いため、グラボを複数稼働させるマイニングリグを組む際にも適しています。

個人でマイニングをする際にはRTX3070かRTX3060Tiがおすすめです。

AMD

続いて、AMDのGPUのワットパフォーマンスを見てみましょう。

モデルハッシュレート消費電力参考価格ワット
パフォーマンス
Radeon VII104.6MH/s195W93,000円0.54
RX 6800 XT63.44MH/s135W90,000円0.47
RX 680063.44MH/s135W77,000円0.47
RX 6900 XT60.44MH/s233W141,000円0.26
RX 5700 XT54.28MH/s91W47,000円0.60
RX 570050.99MH/s117W40,000円0.44
RX 6700 XT47.02MH/s121W66,000円0.39
RX Vega 6449.25MH/s170W32,000円0.29
RX 5600 XT37.65MH/s125W33,000円0.30
RX Vega 5636.01MH/s107W40,000円0.34

ワットパフォーマンスが良い上位3モデルをピックアップすると、RX5700XT、Radeon VII、RX6800(RX6800XT)という結果になりました。

AMDのGPUは使ったことがありませんが、AMDのワットパフォーマンスが意外と良い事に驚かされました。総じてNvidiaのグラフィックボードより安価ですし、お試し感覚でAMDのものから始めてみるのも良いかもしれません。

2021年10月に発売されたRadeon RX 6600は50W30MH/sの処理能力を有しており、ワットパフォーマンスは0.6です。

今から始めても儲かるの?

収益性の高いGPUがピックアップできたところで、今からマイニングを始めても儲かるのかという事を検証したいと思います。

マイニングにおけるランニングコストは、ほぼ電気代が占めていることから、マイニング報酬が電気代を下回らない限り黒字だと言えます。

RTX3070を例にして下記条件で試算してみます。

  • RTX3070のマイニング報酬は約500円/日(2021年10月現在)
  • 電気代は28.7円/kWh(関西電力従量電灯A)とする
  • 消費電力は117Wとする
  • 日当たり消費電力量は117W × 28.7円/kWh × 24h ÷ 1000=約79円とする
  • RTX3070の定価を70,000円とする
  • RTX3070の市場価格を150,000円とする

すると、投資回収年月は、

定価で試算

70,000円 ÷ (500円-79円)/日 = 166日 ≒ 約5.5か月

市場価格で試算

150,000円 ÷ (500円-79円)/日 = 356日 ≒ 約12.0か月

このように、市場価格の15万円でRTX3070を買ったとしても1年程度で投資回収できる計算になりました。

マイニングにおけるGPUの寿命は2年と言われており、1年以内にイニシャルコスト(=GPUの買値)を回収できれば儲けものと考えることができます。

もちろん、電気代を安くすればするほど投資回収スピードが早まります。むー家では熊本電力と契約しており、1kWh当たり19.0円で電気を使用しています。(301kWh以降~)

まとめ

  • Nvidiaのおすすめのグラボ(GPU)はRTX3070RTX3060Ti
  • AMDのオススメのグラボ(GPU)はRX5700XT、Radeon VII、RX6800
  • マイニング報酬が電気代を下回らない限り黒字!
  • RTX3070なら1年程度で元を取れる。

マイニングのやり方は以下の記事で解説しています!

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コメント

  1. Muchas gracias por la ayuda. me sera de gran utilidad.

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