こんにちは、むーです。
突然ですが、あなたは自分の「健康で自由に過ごせる時間」がどれくらいあるか考えたことがありますか?
寿命だけを気にしていても、体や心が思うように動かなければ、自由な時間は十分に楽しめません。FIREやセカンドライフを本当に充実させるためには、健康寿命を軸に計画を立てることが不可欠です。
本記事では、統計データや私の体験をもとに、健康寿命を意識した生活習慣や考え方を紹介します。
健康寿命とは?
「寿命」とは、文字通り人生の終わりまで生きられる年数を指します。しかし、単に長く生きることだけでは、充実した生活とは言えません。そこで注目したいのが「健康寿命」です。
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいい、2019(令和元)年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています。2001(平成13)年から男性の方が女性より健康寿命は延伸しており、男女差も若干縮小しています。
厚生労働省 e-ヘルスネット
健康寿命と平均寿命との差は約10年前後あり、この期間は介護や通院に時間を費やす可能性が高いとされています。
つまり、人生を「健康で自由に動ける時間」という視点で捉えることは、セカンドライフやFIRE生活を計画するうえで非常に重要です。
健康寿命とFIREの接点
FIREを目指す理由は人それぞれです。「会社から自由になりたい」「やりたいことに時間を使いたい」「精神的な余裕を得たい」など、挙げればきりがありません。
しかし、どんな理由であれ、FIREの先にある人生を形作るのは健康寿命の長さです。もちろん、FIREには経済的な裏付けが欠かせません。しかし同時に、心身が健康でなければ、その自由を存分に楽しむことはできません。
資産残高のシミュレーションと同じくらい、運動習慣や食生活、メンタルケアといった「健康を維持する投資」を真剣に考える必要があります。
例えば定年を60歳とし、健康寿命が72歳だとすれば、自由に動ける時間はわずか10年あまりです。もしFIREを実現していなければ、その貴重な時間を働くことに費やすことになりかねません。

FIREの本質は「早く働かなくなること」だけではなく、健康で自由に過ごせる期間を最大化する選択肢でもあります。資産計画と同時に、運動・食事・メンタルケアといった健康管理をセットで考えることで、より充実した人生につながると私は確信しています。
健康寿命を意識する理由
私が「健康寿命」という言葉を強く意識するようになったのは、身近な人たちの死や病を通じて人生の儚さを実感したからです
両親はセカンドライフを楽しもうとした矢先にこの世を去りました。母は難病を抱えていましたが、父もまた、平均寿命を大きく下回る形で旅立っています。さらに叔父・叔母も同様に早世しており、「人生の自由な時間は必ずしも長くない」という現実を目の当たりにしました。
また、祖父と父は認知症を患い、家族とのコミュニケーションが次第に失われていく過程を経験しました。言葉を交わすことが難しくなっていく、その現実を目の当たりにするのは、想像以上に精神をすり減らすものでした。
その辛さを通じて、妻や子どもに同じ思いをさせたくないと願うからこそ、「健康寿命をどう伸ばすか」というテーマは避けて通れません。

身体的にも精神的にも健やかな時間をいかに確保するか。それが、私のFIRE観を形作る重要な要素になっています。
私が実践している健康習慣
健康寿命を延ばすためには、日常の生活習慣が何より重要です。私自身、人生の後半をより充実させるために、次のような取り組みを意識しています。
- 運動習慣の見直し:毎朝のランニング(30分)や週2回の筋トレを習慣化しています。特に柔軟性を保つために、朝晩のストレッチは欠かせません。
- 食生活の工夫:極端な制限はせず、野菜やたんぱく質をバランスよく摂ることを心がけています。外食や嗜好品も楽しみつつ、栄養の偏りを最小限に抑える工夫をしています。
- メンタルヘルスの維持:週末は家族との時間を優先し、テニスやバイクツーリングなどの趣味の時間を適度に持つことでストレスをコントロールしています。
こうした日々の積み重ねは、FIREやセカンドライフを有意義に過ごすための 「健康投資」 とも言えます。資産を増やすのと同じように、健康にも意識的に時間と労力をかけることが、自由な人生の質を左右すると考えます。

この辺りの話はブログ記事として深掘りしていきたいと思います。
まとめ
健康寿命は、人生の質を左右する重要な指標です。身近な経験や統計データを通じて、「自由に過ごせる時間の長さ」に着目することが、FIREやセカンドライフを豊かにする鍵となります。
健康寿命を前提に、生活習慣や資産計画を見直すことで、最期に「いい人生だった」と言えるような自分らしい自由な人生を手に入れたいと思います。
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