こんにちは!むーです。
2019年、本格的に投資を始めた私の資産はわずか100万円にすぎませんでした。そこから米国株インデックス投資を主体に投資し続けた結果、2025年8月時点には5,260万円まで資産を増やすことができました。
もちろん、ここまでの道のりは簡単だったわけではありません。ですが、小さな積み重ねによって資産を何十倍にも築きあげてこれたのです。
この記事では目標金額である資産1億円に到達するまで後どれくらいかを試算し、FIREを達成するまでの私の現在位置を確認していきたいと思います。
親の遺産の相続もあり、再現性は低いかもしれませんが、読者の皆さんのご参考となれば幸いです。
ポートフォリオ
現有資産のポートフォリオは以下の通りです。
- 米国株インデックス(S&P500):65%
- 連続増配・高配当日本株:25%
- 現金:10%
ポートフォリオの期待リターン
- 米国株式(S&P500):7% × 65% = 4.55%
- 日本株(成長込み4.5%想定):4.5% × 25% = 1.125%
- 現金:0% × 10% = 0%
合計期待リターンは5.675%/年とします。
期待リターン
前提条件
前提条件は以下とします。
- 現在の最新資産額:¥52,601,358(2025年8月時点)
- 年間入金額:240万円(20万円/月を米国株式インデックスに投入)
- 年利:5.675%
リターン試算
An+1=An×(1+0.05675)+2,400,000
- 初期資産:A0=52,601,358
- 年間入金額 :2,400,000
- 年利 :r=5.675%≈0.05675
年数 | 年末資産(円) |
---|---|
1年目 | 57,388,000 |
2年目 | 62,622,000 |
3年目 | 68,334,000 |
4年目 | 74,555,000 |
5年目 | 81,318,000 |
6年目 | 88,659,000 |
7年目 | 96,618,000 |
8年目 | 105,239,000 |
約8年で資産1億円に到達する計算になります。
リスク要因
資産形成においては、順調に積み上げていくだけでなく、想定外のリスクに備える姿勢が不可欠です。以下のような要因は、長期的な資産形成の進捗に影響を及ぼし得ます。
マーケットの変動
想定している年利5.675%は、あくまで長期平均値です。短期的には株価下落や円高・円安の影響を受け、数年間リターンがほとんど得られない、あるいはマイナスになる局面も想定されます。
為替リスク
ポートフォリオの65%を占める米国株インデックスは為替の影響を大きく受けます。円高に振れるとドル建てで資産が増えても、円換算で目減りする可能性があります。
インフレリスク
物価の持続的上昇は、現金や預金の実質的な価値を目減りさせます。インフレ率が想定以上に高まる場合、資産全体の購買力が低下し、FIRE後の生活費に不足が生じるリスクが存在します。特に現金比率が高いポートフォリオでは影響が顕著となります。
日本株の成長鈍化
日本株を成長・配当込みで4〜5%と見積もりましたが、これは過去の増配実績や株価推移に基づくものです。企業の競争力低下や政策変更により、この前提が崩れる可能性があります。
入金力の変化
月20万円の積立は安定した収入が前提です。ライフイベント(住宅購入、教育費、転職など)によって入金力が落ちれば、目標達成は後ろ倒しになります。
想定外の税制変更
配当課税や金融所得課税が強化されると、リターンが目減りし、シナリオ通りの成長が難しくなります。
様々なリスク要因を挙げましたが、そもそもリスクを取らなければリターンを得られないのも事実です。大事なのはリスクがあるという認識のもと淡々と入金していくことが大切です。

私もコロナショックをはじめとする暴落を何度も経験していますが、ブレずに入金し続けたことが今に繋がったと確信しています。
まとめ
本シミュレーションでは、毎月20万円を積み立て、株式を中心に堅実なリターンを期待することで、8年先には1億円規模の資産形成が見込めることを確認しました。その一方で、資産運用には市場・為替・インフレといった不確実性が常に伴います。
したがって重要なのは、数字に一喜一憂せず、長期目線を崩さずに継続することに尽きます。今後もリスクを理解した上で愚直に株式を買い続けていきたいと考えています。